いつか笑えるブログ since2017

知識・経験なしの44歳が「セールスコピーライター」を目指します!!自分がなぜこれを買ったのか。購入動機ってどういう瞬間だったのか。セールスコピーを勉強するための覚書きでもあります。あの頃こんなこと書いていたんだ、と笑える様に。辛いサラリーマン時代を脱出していつか笑える様に。そんな想いで始めたblogです

五感と通信販売

ある日、いつもの様にアマゾンで買い物をしていた時

ふと考えたことがあった。

 

「俺、いつからネットでばかり物を買う様になったのかな」

 

ポイントが溜まっている家電量販よりも

いつの間にかネットでの購入が大半になってしまった。

 

ただ、買い物をする時は商品を手にとって

見た目や重さ、その使い勝手などを検証するのが当たり前だ。

ネット通販ではそれができない。

 

なぜだろう?

なぜネットで安心して買い物ができる様になったのだろう?

 

その理由を、自分の趣味でもあるカメラで考えてみた。

 

量販店でカメラを握り、風景を撮影している自分をイメージする。

ファインダーの先には北海道の大自然が広がっている。

さぁ、どこを切り取ろうか。

 

被写体に向かって、大きな望遠レンズを向けピントを合わせる

シャッターを押した瞬間にそのシーンは自分だけの物になる。

 

「かっこいいな、俺・・・」

 

カメラ好きの人は、一度はそんな妄想に浸ったことがあると思う。

買えもしない高額なレンズをつけて、ニヤニヤとするシーンだ(笑)

 

 

買い物をする時は五感を使っていることに気づいた。

野菜を買う時だって、手にとって香りを感じ商品を選ぶだろう。

 

カメラだって同じだ。

 

視覚を使ってファインダーを覗き、

触感でカメラの触り心地を確かめ

聴覚で好みのシャッター音を選んでいる

 

ただ、そんなカメラでさえ通販で買う機会が多い。

五感を使いにくいのに。。。

 

なぜか?

 

それは「購入後の未来」を想像するのは

店頭でなくてもできるからであろう。

 

レンズがどんな写りをもたらすのかは簡単に検索ができる。

いや、むしろ素敵な作例を見て「あのレンズを使ったのか」と

自分の要望を満たす物を探すには、ネットの方が優れている。

店員にどれだけメリットを伝えられても

たった一枚の作例には敵わないのだ。

 

ボディも然りだ。記事を読めば大方の想像はつく。

顧客レビュー(社会的信用)で安心感も得られる。

さらに言えば、その場で価格比較や交渉だってできる。

 

現物を触り、店員から多くの情報を引き出すことで

得られていた情報が、ネットで簡単に得られるからだ。

 

対面が苦手な人にも一役買っているであろう。

もちろん自宅近くに量販が無い人だって居る。

そういう物理的な側面も確かにある。

 

ただ、購入者はカメラそのものが欲しいのではなく

映し出される成果物にお金を出している訳だから。

 

購入後の未来(効果)が想像(期待)できるなら

ネット購入に抵抗がなくなったのは必然だと思う。

 

よくテレビで実演販売を見かける。

ただ同じ商品が店頭にあっても誰も見ていない。

手にとっても未来が想像がつかないからだろうか。

訴求価値は同じなのに、不思議なものである。